- Glove51tb用のZMKファームウェア
- Xiao nRF52840 Plus(Xiao BLE Plus)を採用した技適対応のワイヤレスキーボード
- 低背トラボケース(25mmトラボ対応)により、従来比でトラボケース高さ
-7mm, トラックボール高さ-3.5mmを実現し、手のひらとの干渉を防止 - Bluetooth接続(最大5台)とType-Cケーブルによる有線接続が可能
Cherry MXスイッチとロープロファイルスイッチ(Choc V1, Choc V2_ガイドピン無し)に対応- 500mAhバッテリーを採用しながら薄型デザインを実現
- 左側キーボードにロータリーエンコーダを搭載
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ファームウェア | ZMK Firmware |
| 接続方式 | 有線接続(Type-C) Bluetooth(最大5台) |
| 対応キースイッチ | ✅Choc V1 ✅Choc V2(ガイドピン無し) ❌Choc V2(ガイドピン有り) ✅Lofree Ghost(Choc V2互換) ✅CherryMX |
| バッテリー容量 | 500mAh |
| バッテリー駆動時間 | おおよそ1ヶ月ほど |
| ロータリーエンコーダ | ロープロファイル規格のエンコーダーを左側キーボードに配置 |
- ZMKファームウェアをビルドしてキーマップを変更する
- ZMK Studioでキーマップを変更する
- 現在のレイヤーをLEDの色で判別できるようにする
- バッテリー残量をLEDで確認する
- 接続状況を確認する
- オートマウスレイヤー(AML)について
- トラックボール操作による画面スクロールについて
- ロータリーエンコーダを取り外してキースイッチを取り付け可能
ZMKファームウェアをビルドしてキーマップを変更するとZMK Studioでキーマップを変更するを併用することは非推奨- 左側キーボードでキー入力ができなくなったときの対処方法
- キーボードがチャタリングするときの対処方法
- GitHubアカウントを作成する
- ZMKファームウェアのリポジトリをフォークする
- GitHub Actionsの有効化
- KeymapEditorとフォークしたリポジトリを連携する
- KeymapEditorでキー配列変更してファームウェアをビルドする
- ファームウェアをキーボードに書き込む
-
以下のドキュメントを参考にアカウント作成すること
公式ドキュメント: https://docs.github.com/ja/get-started/start-your-journey/creating-an-account-on-github
-
以下のリポジトリをフォークする
-
フォーク手順は以下の記事を参考に実施すること
参考ブログ: https://www.kagoya.jp/howto/rentalserver/webtrend/githubfork/
-
フォークしたリポジトリの「Actions」タブに移動し、「I understand my workflows, go ahead and enable them」をクリックし、github Actionsを有効化
-
KeymapEditorにアクセス
-
GitHubを選択 -
「Login with GitHub」からでログインし、「Authorize Keymap Editor」を選択
-
指示に従い、フォークしたリポジトリにKeymapEditorがアクセスできるように進める
-
KeymapEditor上でキーマップが表示されたら、好きにキーマップを編集する
-
画面左上の「Save」を押すと、編集したキーマップが適用されてGitHub Actionsが走り、自動的にビルドが開始します
-
「Save」の隣に表示される「Latest」をクリックするとGitHubに移動し、ビルドが完了するとファームウェアがダウンロードできるようになります。(ビルドには2~4分かかる場合があります。)
-
リセットボタン(LED付近のボタン)をダブルクリックしてブートモードに切り替える -
ブートモードのときにPCとキーボードをUSB接続すると
XIAO-BOOTというリムーバルディスクが見えるようになります -
XIAO-BOOTにglove51tb_R.uf2ファイルをドラッグアンドドロップしてください補足: うまく動作しないときは、
settings_reset.uf2を先に書き込んでリセットしてから、上述のファームウェア書き込みを実施すると解消できます
- 右側キーボードと同じ手順で実施可能です
- 書き込むファームウェアは左側キーボード用のものに読み替えてください(
glove51tb_L.uf2)
- キーボードのスイッチを入れ直して完了
- キー入力が正常に行えることを確認してください
- 本キーボードは
右側キーボードが親機になってますので、親機とPCをType-Cケーブルで有線接続すること
- Chromeなどの任意のブラウザでZMK Studioにアクセス
- キーボードのスイッチを入れ直して完了
- キー入力が正常に行えることを確認してください
- 利用中のレイヤーに応じてLEDの表示色を出し分けて判別しやすくする機能がある
- 本機能を
ON/OFFしたいときは以下のファイルを修正すること- boards/shields/glove51tb/glove51tb_R.conf
ONにしたいとき:CONFIG_RGBLED_WIDGET_SHOW_LAYER_COLORS=y
OFFにしたいとき:CONFIG_RGBLED_WIDGET_SHOW_LAYER_COLORS=n
- 色を変更したい場合は
CONFIG_RGBLED_WIDGET_LAYER_*_COLORの値を変更する-
色と値の組み合わせ:
Color Value LED非表示 0 🔴 1 🟢 2 🟡 3 🔵 4 🟣 5 🔵(Cyan) 6 ⚪(White) 7
-
&ind_batを割り当てたキーを入力することで確認可能SYMレイヤー(Layer: 3)の左側キーボードに割当済み -
LED表示色とバッテリー残量
LED Color バッテリー残量 🟢 60% 🟡 20% 🔴 10% -
バッテリー残量の表示設定を変更したいときは以下のファイルを修正すること
- boards/shields/glove51tb/glove51tb_R.conf
Greenとして表示するバッテリー残量を変更したいとき:CONFIG_RGBLED_WIDGET_BATTERY_LEVEL_HIGHの値を書き換える
Yellowとして表示するバッテリー残量を変更したいとき:CONFIG_RGBLED_WIDGET_BATTERY_LEVEL_LOWの値を書き換える
Redとして表示するバッテリー残量を変更したいとき:CONFIG_RGBLED_WIDGET_BATTERY_LEVEL_CRITICALの値を書き換える
-
&ind_conを割り当てたキーを入力することで確認可能 -
LED表示色とBluetooth接続状況
LED Color Bluetooth接続状況 🔵 Bluetooth接続中 🔴 Bluetooth未接続
- トラックボール操作時に自動的に
MOUSE Layer(Layer 4)に切り替わる仕組みになっている - 本機能を無効化したい場合は以下のファイルを修正すること
-
automouse-layer = <4>;をコメントアウトするか、コード自体を削除することで無効化できる- automouse-layer = <4>; + // automouse-layer = <4>;
SCROLL Layer(Layer 5)に切り替えた状態でトラックボール操作することで、上下左右方向にスクロールすることが可能
- ロータリーエンコーダをハンダ付けしている箇所には、キーソケット(CherryMX, Choc V1/V2)もハンダ付け済みです
- はんだごてなどでロータリーエンコーダを取り外せばキースイッチを装着可能です
- ZMKファームウェアをビルドしてキーマップ変更したのに、ZMK Studioでのキーマップが優先されるケースがあるため
- キーマップがうまく書き換えできなくなった場合は、6. ファームウェアをキーボードに書き込むで
settings_reset.uf2を書き込む手順を含めて実行すると解消可能です
- 左右キーボード間のペアリングが失敗している状態です
- 6. ファームウェアをキーボードに書き込むで
settings_reset.uf2を書き込む手順を含めて実行すると解消可能です 右側キーボード -> 左側キーボードの順番で実行すると良いです
-
電波干渉によりチャタリング(想定外に何度も入力されてしまう)が生じていると考えられます
-
以下のファイルを修正することで、ソフトウェア側のデバウンスを調整することで対処可能です
-
上述のファイルに以下の内容を追記する
CONFIG_ZMK_KSCAN_DEBOUNCE_PRESS_MS=10 CONFIG_ZMK_KSCAN_DEBOUNCE_RELEASE_MS=10- 値を大きくするほどチャタリングを防止できますが、キー入力時に遅延を感じるようになります
-
公式ドキュメント: https://zmk.dev/docs/features/debouncing
CONFIG_ZMK_KSCAN_DEBOUNCE_PRESS_MS: 未記載の場合は自動的に5として動作するCONFIG_ZMK_KSCAN_DEBOUNCE_RELEASE_MS: 未記載の場合は自動的に5として動作する -
参考例: https://x.com/search?q=CONFIG_ZMK_KSCAN_DEBOUNCE_RELEASE_MS









